
出会い系サイトで、突然、女性からこのようなメッセージが・・・
- 「○○さん、初めまして。プロフを見て、仲良くなりたいなぁって思い連絡しちゃいました♪
デートしたり、エッチな関係になれたらいいなぁ(*’-‘*)エヘヘ
ぜひ、私を彼女にしてくれませんか?お返事待ってます。」
女性のプロフを見ると、なんとアイドル並みにかわいかったので、即OKを出したところ・・・
- 「でもお願いがあって、今月金欠で最初だけサポートしてもらえませんか?」
とのこと。
2万円だけで、こんなかわいい子とセフレになれるんだったら最高でしょ!と迷わず了解し、すぐに会うことになりました。
しかしこの後、男性はトラブルに巻き込まれてしまうのが、援デリでよくある出会いのパターンです。
最近、出会い系サイトにおいて、この援デリによる被害が増えています。
この問題なさそうに見える出会いが、どのような危険につながっていくのか、今回は援デリの実態と危険性についてご紹介しましょう。
もくじ
援デリ業者の実態と手口
援デリとは「援助交際」と「デリヘル」を掛け合わせた造語で、業者が援助交際相手を斡旋するデリバリーヘルスのことをいいます。
特徴は、
- 出会い系サイトで客集めしている
- 援助交際と見せかけている
- 「最初だけ条件あり」と金額を提示してくる
- メールのレスポンスが早くすぐ会える
- 手軽にセックスできる
などが挙げられます。
男性からすると、すぐに会えてセックスできるのだからいいのでは?と思ってしまいますが、そこに大きな落とし穴があります。
まず、援デリは警察に届け出ていない非合法な運営であるということです。
非合法であるということは法に守られておらず、トラブルに巻き込まれた際に、多大な危険が及ぶ可能性があります。また、知らずに18歳未満の少女が紛れていた場合など、犯罪者になりかねない怖さも持ち合わせています。
最近、出会い系サイトではこのような援デリの書き込みが増えており、危険な目にあうケースが増加しています。
「最初だけ条件あり」が業者だと判断できる理由
援デリは「お金がない」「携帯代が払えない」などの生活苦を理由に、援助金を要求してきます。それが「最初だけ条件あり」という内容です。
男性側からすると、援助金という名目であれば罪悪感が薄れるうえ、「2回目以降はタダでセックスできる」と得したような気分さえなります。こういった男性心理を狡猾な悪徳業者は狙います。
ここで大切なことは、援デリが不特定多数を対象としていることです。
肉体関係がある特定な相手との援助金の授受は犯罪ではありませんし、その関係が継続的に続いたとしても何の問題ありません。愛人関係がそうですね。
しかし、「最初だけお金が発生します。でも、2回目以降は発生しませんよ。」という 謳い文句で、不特定多数にセックスを持ちかけることが犯罪であり、それを斡旋している業者ももちろん犯罪者です。
つまり、「最初だけ条件あり」という記載していることこそが業者である証拠。もちろん、援デリにおいて2回目などありません。もはやその女性と会うことすらないでしょう。
最近では援デリ業者が逮捕に至り、暴力団が絡んでいると分かったケースも多いです。
「最初だけ条件あり」が危険ということを分かっていただけたでしょうか?それでは、どのような危険に及ぶのかを次の項で見てみましょう。
なぜ出会うと危険なのか?
いくつかポイントに分けてご紹介しましょう。
美人局
女性とホテルに入ったら、男性が入ってきて「わしの女に何するんじゃ!?」と脅され、金銭を要求される美人局の被害にあう可能性があります。
相手は効率よくお金を手に入れたいので、わざわざセックスに時間をかける必要などありません。あなたの弱みを握って、とことんまで吸い取られる可能性があります。
写真と違う相手が来る
援デリにおいては、メールのやり取りで送られてきた写真の女性が来ることは絶対ありえません。似ても似つかないような相手が来て、セックスが苦痛だったというケースもあります。
わざわざお金を払って、犯罪に巻き込まれる危険性も高い中、やりたくもない女性とセックスすることに何のメリットがあるのでしょうか?
衛生面
援デリ業者は女性から手数料を取ることが目的なので、性病のチェックや女性を危険から守るような管理を一切行っていません。
女性が同じ日に、何人もの客とセックスしたり、「中だしあり」などの生本番をうたっている援デリもあり、病気や衛生面で危険があります。
援デリ業者は、誰が病気になろうが関係ない、というスタンスを取っていると知るべきです。
18歳未満の児童が来る
女子高生がお金欲しさに援デリに登録している、もしくは無理に斡旋されているケースがあります。
18歳未満とのセックスは金銭の授受に関係なく犯罪になることを心にしっかり留めておいてください。
サービスが悪い
援デリはリピーターを作る必要がありません。セックスを簡単に済ませて、手軽にお金が欲しいだけです。つまりサービスを向上させる努力はしません。
中には滞在時間20分でことを済ませ、帰った女性もいるそうです。サービスが悪いのは当然のことです。
援デリ業者の摘発により、事情聴取や参考人として呼ばれる可能性がある
最近、援デリ業者の摘発が目立っています。
その参考人として警察に呼ばれるなんて、とても恥ずかしいことですね。それまでの経緯やプレイの内容など、事細かに話さなければならないのです。
そんな苦痛を味わうくらいなら、援デリと関わらない方が良いと思いませんか?
具体的な流れ
援デリでどのように女性と出会い、セックスに至るのか、具体的な流れをご紹介しましょう。
- 業者が出会い系サイトで大量の架空女性のアカウントを不正に登録
- 掲示板やメールなどで女の子になりすまし、援助交際を持ちかける
- 返信があった男性に「最初だけ2万」などと金額を提示
- 契約が成立後、待ち合わせ場所を指定し、女性を運んでいく
- セックスが終わったら男性が女性にお金を支払う
- 援デリ業者は、援助交際を仲介した対価として、女性からお金の一部を受け取る
最初にメールのやり取りしているのは業者です。実際に会う本人ではありません。業者は契約が成立したタイミングで、空いている女性をあてがいます。
もし、女性が別の客とバッティングしている時は、ホテルで長い時間待たされることもあります。全ては業者の手の内にあります。
対策方法
出会い系サイトにおいて「最初だけ条件あり」と提示してくるのは、間違いなく援デリ業者です。それは犯罪なので関わりを持たないようにしましょう。
また、相手は時間をかけたくないのですから、前もって食事やお茶できるようにお願いしてみたり、セックス後にゆっくりとしたいと伝えてみるのも有効です。
援デリ業者であれば間違いなく「仕事が忙しくて時間がないから・・・」などと断ってきます。要するに、相手のペースにはまらないことが対策として大切となるでしょう。
さいごに
援デリが増えているのは男性側にも問題があります。出会い系ではセックスだけの相手を求めている男性会員が多く、その相手として一般女性会員よりも援デリの方が手っ取り早いからです。
しかし、今回ご紹介したように、援デリは危険ばかり。必ず関わらないようにしましょうね。
それよりも、出会える優良出会い系サイトをしっかり活用できれば、安全かつ健全にセックスすることが十分に可能です。
「最初だけ条件あり」は間違いなく援デリで、それは犯罪であり、関わらないように気をつけましょう!